境界線

詞/曲 翔平

白い息がまだ物語る 私はまだ外にいるの
そうだ君を待っていて ずっとここに立っていて
何も変わらない光景と ただ忙しいのは時計の針
どうせ君は来ないけど どうも割り切れなくて

足りないものを補うこと どうやって我が身を守る
待ちくたびれ辿り着いたのは 始まりの場所 歩道橋の上

明日と今日の境界線で 君のため唄う愛の歌
届いてほしいと願っても 届くはずないと知ってても
悲しいと思うことでさえ 認めたくない強がりなんだ
来るはずもない君のため 私背を向けて唄を歌ってた

思い出が今物語る 私と君の偶然を
そうだ君を待つことで それを過去にできるだろう
何かがしたい年頃で でも何もできずにこれまでは
どうだ思い切ったのは どうも裏目だったかな

知らないことを求めること そうやって大きくなるけど
求めすぎて初めて気付く 胸の痛み これが恋なのか

理屈ばかりを突き付けて 言い負かすことはできるけれど
単純になれば簡単で でも単純じゃない自分がいる
後先など後になってから 考えようと思ったから 
伝えたよただ君に向け 私単純に君が好きだから

足りない想い補うこと そうやって傷を埋めるとき
有り余る想いに気付く さよならの場所 歩道橋の上

明日と今日の境界線で 君のため響く愛の歌
届いてほしいと願っても 届くはずないと知ってても

悲しいと思うことにさえ ためらいはない単純なんだ
来るはずもない君のため 私心から歌を唄ってた