桜花転生

詞/曲 翔平



桜の花が散る時 私の心は天に昇る
ひとえに貴殿のもとに 届くよう祈りながら

憧れ抱いて研鑽重ねて ようやく立ちしこの晴れ舞台
これが最期の花道ならば せめてこの身に刻んだ想い全て込め舞いましょう

生きるということ この世界にただ
私だけに成し得る舞を舞うこと
終わりと始まり その狭間でまた新たなる物語が紡がれてゆく
私がこの手で奏でた舞楽(ねいろ)が 貴殿の心僅かでも触れたならば
この命もまたこの心もまた 最期の光瞬いて生まれ変われる

降りしきる雪と共に 溶けゆくこの身をしきりに奮い
冬を越えたその先に 華やかな春が待つの

哀しみ抱いて絹袖重ねて こらえて舞いしあの夜の舞台
けして許されぬ恋路ならば せめてこの身に感じた温もり思い出し散りましょう

生きるということ この世界にただ
私だけの成し得る夢を見ること
終わりと始まり その狭間でまた新たなる物語を紡いでゆく
私がこの手で奏でた舞楽(ねいろ)が 貴殿の心僅かでも触れたならば
この命もまたこの心もまた 最期の光瞬いて生まれ変われる


生きるということ この世界でただ
かけがえなく想う人を信じること
たとえこの想い裏切らようと 信じ続けることこそ 愛というもの
私が今ここで奏でた舞楽(ねいろ)が 貴殿の心僅かでも触れたならば
この命もこの心もこの身もまた 最期の光瞬いて生まれ変われる