レディ・ムラサキ

詞/曲 翔平




平安の世で中宮に仕え 物語を書き著した
私のこと知らないだなんて あなた誰お仕えですの?

歌を詠み華やかな宮中の暮らし 女房たち空気を読み
殺伐とした世界作り出す

光源氏 あなたは象徴よ 愛憎が織り成す世界の
あはれと思ってくださいね 美しくも醜い心
寝殿造でお眠りよ 優しく手解きするわ
大人と子供は紙一重 襖分かつは平安の風俗

枕草子 清少納言 誰?そんな女知らないわ 
私だけが最高でいいの 並び立てるなんて失礼ね

髪を梳き温かな体温に触れる 少女たち夢を見る
  いつの日か上様の御相手をと

向かい合わせ アンビに照らされて それでも貪る愛を
道長様とて私には 赤子のように思える
空前絶後の展開で 度肝を抜いてやるわ
雲隠れるのは私なの 巡り会っても夜半の月と消える

光源氏 あなたは象徴よ 愛憎が織り成す世界の
あはれと思ってくださいね 美しくも醜い心
寝殿造でお眠りよ 優しく手解きするわ
大人と子供は紙一重 襖分かつは とても妖しい
紫色した平安の風俗